Last Updated on 2022年8月2日
日頃のネットサーフィンでWordPressの標準テーマを使ったサイトに出くわすのは希です。
ひょっとすると、ゴリゴリにカスタマイズされていて閲覧する側として気づかないだけと疑ったりもしています。
公式テーマを使ってみた感想
WordPressが最新の公式テーマとしてリリースしたTwenty Twenty-Twoは、ブロックエディタの進化だけでなく他の何よりも最新の技術とセンスを取り込んだテーマ。
今回、公式テーマのTwenty Twenty-Twoを自分のサイトで好みにカスタマイズして使えたことに少しの達成感があります。
しかし、Twenty Twenty-Twoのデザインの調整は、子テーマの作成ではなく新しいエディターを使ったGUIによる操作を想定しているようで、情報収集不足によりそのことを最初に予見できておらず開発者の移行に沿ったカスタマイズにはなっていないようです。
デメリットはあるか
よく、ただより高い物はないとか無料で頂けるものには後で負担がつきまとうと言われることがあります。
WordPressの標準テーマもそんな風潮が当てはまるように感じなくもありません。
アフィリエイトには向かない公式テーマ
まず正直に言えるのは、商用や物販を目的に開設するブログには不向きかと思われます。
理由は、適正な広告配置に拘るのにテクニックを要するので、アフィリエイト等に特化した集客対策と平行して、広告の管理も行っていくことを考えると目的に対して遠回りになることでしょう。
構造化にはプラグインが必要
WordPressの歴代公式テーマを見ると、構造化データ対策の面では他のテーマに劣るようです。
この辺は他の有料テーマなどのとの圧倒的な違いでしょう。
普通にブログとして運用したいだけなら手動で構造化対策はハードルが高すぎるますのでプラグインが必須です。
ただし、個人ブログなら、そもそも構造化よりコンテンツの充実を優先するほうが重要度は高いかも知れません。
分かる人、玄人向けなのか?公式テーマの不思議
私が持つ公式テーマが「しっくりくる」Webサイトは、テキスト文以外にも完成度の高いコンテンツを持っているクリエイティブなサイトです。
文字数が少なくても説得力のある文章と、芸術性の高い画像を載せるためにはWebページのテンプレートがチャラチャラ目立ちすぎない方が良いでしょう。
特に、検索流入ではなく例えば著名人や芸術家などURLが既知のものであるなら、土台となる枠組みやテンプレートも作品より控えめかつモダンであることが求められるのではないでしょうか。
公式テーマの立ち位置はそんなところではと思っています。
また、不思議なことに新しい公式テーマがリリースされるたびに、その外観や機能面でのレビューをWebで配信している人のほとんどが、公式テーマを使っていません。
私のように、自分仕様に最適化したところで1年経てば新しいものが登場するとなると切り替えが面倒からかと想像します。
しかし、こうした技術的なセンスが盛り込まれたシステム(theme)をネット上で堂々とレビューする方々は自分でテーマを作ってしまう側ということもありえるでしょう。
標準テーマのRPG的要素
このように頑張ってサイトの構成を整えたところで、長くても2年後にデザインも機能もがらりと変わる標準テーマですが、自分なりに満足行く程度に仕上げることができれば喜びもひとしおといったところです。
毎年デフォルトテーマが出るたびに、サイトのデザインを変更するわけにもいきませんが、当サイトのようにそれ専用で作ってしまえばカスタマイズへの苦戦もロールプレイングゲーム並に楽しめてしまえます。
今年の後半には、情報が出回るであろう次のTwenty Twenty-Three(たぶんこんな名称)へも怯むことなく挑戦したいと考えています。
その出来映えによっては、現在有効化されているTwenty Twenty-Twoも早めに切り替えることになるので寂しい感じがしますが、今回は時間的に余裕があるので、それまでのあいだ存分に使い倒したいものです。