Twenty Twenty-Four導入レビューとカスタムに関するレポート

2024年2月6日

WordPressが6.4にアップデートされたことに伴いサイトのテーマをTwenty Twenty-Fourに変更しました。

Twenty Twenty-Fourは事前にアナウンスされていた通りWordPress6.4へのアップデートに合わせる形で2023年11月8日水曜日(日本時間)に正式にリリースされています。

当サイトでは、ひとつ前のTwenty Twenty-Threeに同じく今後約1年間このデフォルトテーマでサイトを運用していく予定です。

Twenty Twenty-Fourの導入レビュー

最新テーマTwenty Twenty-Fourへの移行はWordPressのバージョンを6.4にアップデートさせることで、管理画面のメニューにある「外観→テーマ」から有効化が可能になっています。

初見では、従来のデフォルトテーマと同じく一般の日本語サイトとの違いが感じられる部分が多くあります。

その中で、文字のフォントに関してはこれまでより馴染みやすいフォントに改善されているように感じます。

そのほかには、Twenty Twenty-Twoから続いているコンテンツ幅の狭さはそのまま受け継がれていて、ここ最近のデフォルトテーマの分かりやすい特徴とも言えるでしょう。

カスタムテンプレートが豊富になっているのが特徴的で企業や団体向けのWebサイトには多彩な対応が可能かと思います。その辺りについては機能が豊富になっている分、具体的な運用例の作成や検証には時間がかかりそうです。

適用したテーマのカスタマイズ

テーマのカスタマイズにあたっては、前テーマTwenty Twenty-Threeと同じくテーマエディタによるカスタムが中心になると思いますが、前テーマから引き継いだCSSを適用させたい場合などでは子テーマを先に導入したほうが良さそうです。

その理由は、今回テーマエディタでコンテンツ幅の変更や早めにリンクを設置したい運営者情報やプライバシーポリシーの配置が済んでから子テーマを導入してみたところ、子テーマを有効化させた後にブロックの編集が承継されず子テーマ有効化後にも同じ設定を繰り返す必要があったためです。

優先的に設定したいコンテンツ幅や必要なフッターへの内部リンク作成が済んだあとには、プラグインによる関連記事の挿入とWordPressの基本機能にある「最新の投稿」を記事下に配置させることにしました。

この二つは個別投稿のテンプレートを編集することにしますが、記事本文の真下に当たる部分に2分割されたカラムをブロックとして挿入手法を取りました。

左下のカラムには関連記事を表示するプラグインのショートコードを、右下のカラムには最新の投稿ブロックを挿入しています。

カスタムテンプレートでサイドバーが導入可能

Twenty Twenty-Fourでは、テーマエディタにTwenty Twenty-ThreeやTwenty Twenty-Twoには無かったサイドバーが用意されています。

このサイドバーは、通常の個別投稿では表示されず投稿の編集画面のメニューにあるテンプレートを「デフォルトテンプレート(個別投稿)」から「Single With Sidebar」に変更することで適用が可能。

サイドバーの設置方法については次の記事で解説しています。

Twenty Twenty-Fourで個別投稿ページにサイドバーを配置する方法

この設定は記事ごとに設定を行う必要があり、すべての個別投稿を一括でSingle With Sidebarへ変更するメニューは今のところ見当たりません。

標準的な機能ではないので今のところサイドバーを表示させるページは当記事を含めた数ページに限定させています

WordPressの投稿ページは、サイトをブログ形式で運用したいときには有効に使いたい機能であり、カスタムテンプレートではありますがこの機能が追加されているのは一部のユーザーにとってはありがたいことでしょう。

以上が、Twenty Twenty-Fourをいち早く導入してみての大雑把な感想です。

また、事前の調査段階でキャプチャーしていたトップページの構成は、当サイトのようにトップページに固定ページを表示させている場合には反映されていません。

このデフォルトのトップページを上手くカスタマイズできれば企業向けのサイトとしても面白い展開ができそうな感じがします。