WordPressのデザインに公式テーマを使う

公式テーマTwenty Twenty-Two

Last Updated on 2022年6月27日

WordPressを使ってWebサイトを開設するとき最初に使用するテーマを選ぶことがあります。

公式テーマを使ってサイトを開設

WordPressを扱うのが初めてだという初心者の方だと、使い勝手が分からず初期設定済みの最新テーマをそのまま使う方もいらっしゃることでしょう。

私も、WordPressを使い始めたころは公式テーマをしばらく使っていました。

やがて、他のWordPressサイトと自分のブログを見比べて足りない物が多くあることに気づきます。

当時、更新日の表示や関連記事の挿入は自分でテーマをカスタマイズするか・・・・・・

その後、テーマのカスタマイズをするより、公式以外のSEO対策が施された無料テーマに興味を持つように公式からは卒業することになりました。

定期的にリリースされるテーマ

公式テーマは毎年とは限らないものの定期に新しいテーマがリリースされます。

2017がいいなと思って使っていたら2019が登場し、このサイトを立ち上げた辞典では2022が最新のテーマ。

導入当初は最新だったものも、さらに新しいテーマがリリースされるにつれ目移りしてしまうものです。

つまり、公式テーマは使い続けるうちに、管理者としてわりと短いスパンでテーマが陳腐化してしまうような印象を受けるのです。

自分なりに手を入れカスタマイズした物が1年あまりで古いデザイン的な位置づけになってしまうのは忍びないものでしょう。

私が、最初に使っていた公式テーマ2016から別の無料テーマに乗り換えたのはそんな理由からでした。

オフィシャルならではの魅力

最新型の自動車がメーカーから発表されてから、世間のその車に対してのデザインへ性が認められるまでに時間がかかることがあります。

車に限らず斬新なデザインをもって世に送られるものは、最初は一般の評価が低かったりします。

WordPressの公式テーマも、ときにこんな要素を含んでいてリリースされてしばらく経ってから、他の有料テーマにない質素な部分が逆に良く思えてきます。

ただ、微妙にカスタマイズが欠かせないのはサードパーティーによるシェアの拡大を阻害しないためとも受け止められます。

そして、使ってみたいけど遅くても2年後には別なテーマが出るのは分かっています。

これが、一度他のテーマに移ってしまうと公式に戻れない理由です。

今回、当サイトではその辺を割り切って公式テーマを扱うことにしました。

当然、新しいものがリリースされたら即乗り換えを前提とし、むしろそれを目的としての運用になります。

公式テーマの持つ意味

WordPressの公式テーマは、システムを初めて導入する初心者にとって基本を提供してくれます。

それで腑に落ちるかは別で目的によってはデザインに特化したテーマを使うことになるでしょう。

これまでの公式テーマの変遷を読み解くと、Webデザインのトレンドをテーマの要件として取り込んでいるのは感じ取れます。

サイドバーが右サイドバーが主流になったことも、公式で採用され昨今ではシングルカラムへ移ってきたのも時代の流れに合わせてのことでしょう。

そんな、トレンドを意識する公式テーマですが、気になるのは日本人の美意識からは少し逸れるかもしれないという点。

ページタイトルや各見出しと段落のマージンの取り方などは、多くの日本語サイトと比べてアンバランスなのは否めません。

ただし、この不自然なマージンの取り方も画像の質やテキストの内容によっては相性が良かったりします。

芸術性の高い画像や、人の興味を惹く文章が入ればテーマそのもののデザインは主張が少ないほうがよいとも言えます。

そもそも公式テーマが求めている方向性は、そんなクォリティーの高い画像とユーザーを引き込む魅力を凝縮したテキスト文を想定しているのかもしれません。

コーポレートサイトなどではデザイン性が重視され、公式テーマが選ばれることは少ないことでしょう。

しかし、Webページに織り込むコンテンツの完成度が高いものであって、運営者の知名度も高いのならば、あえて公式テーマを使うのもありかもしれません。

本来、CMSのベースとなる枠は挿入される画像や背景を引き立たせる必要があってテンプレートそのもののデザイン性というのいうのは控えめであることが求められるでしょう。

WordPressの公式テーマのデザインはそんな控えめさおも配慮してるのではないでしょうか。